どうも、ゆきけーです。
今回は、読者の考えを少しずつ変えていくテクニックについて説明します。
読者の考えを変えていくといっても洗脳とかではなく
れっきとしたコピーライティングのテクニックのひとつです。
これを説明するにはまず人間が持っている
心理的な法則性について説明しなきゃいけません。
人間は、自分の信条や考え方など、
自分の普段思っている事や考えていることを出来るだけ変えたくない、
そのまま維持したいという心理があり、
それで新しい事を始めにくいという傾向があります。
これを「一貫性の法則」といいます。
これがコピーライティングやセールスとかでも強い壁となっていて、
なかなか行動を起こしにくい原因のひとつになっています。
逆にこれを何とかすれば、読者の行動へかなり近づけます。
ここからが今回のテクニックの説明ですが、
この一貫性の法則を「突破」するには、
一貫性の法則より強い興味や納得を与えなければいけません。
興味や納得、信用については
興味を引く言葉の7種類
コピーの内容を信用してもらう為の4つのポイント
行動してもらうための後押しとしてのコピー
など、他のコピ-ライティングカテゴリの記事で触れていますが、
今回は違う方向からアプローチします。
今回は、その一貫性の法則を「利用」して、
読者の持っている価値観を少しズラすことで
購入に近づけるテクニックを紹介します。
一貫性の法則は、人間が自分を保とうとする為の機能です。
真っ向からこれを突き破ろうとするのも手ですが、
この法則を使って読者の心に少し細工を施すことができます。
それは、読者自身に考えてもらい、答えを導き出させることです。
他人に言われたことは耳に入りにくいけど
自分で考えたり言った事はよく覚えてるし受け入れやすいのと同じですね。
文章で「そうなんです!」と書いても受け入れてもらいにくいですが、
読んでいるうちに自分で思ったことは当然自分の考えですし、
それを当然と思うようになります。
それを利用するんですね。
なので誘導すれば、ある程度こちらの望む考えを出してくれることが可能です。
具体的には、最終的に導き出させたい答えから逆算して、
読者が最初に持っている考えに+1でこちらの思惑への方向を足した問いを投げかけます。
そして少しずつこちらの望む答えの方向へと誘導する問いかけを出していって、
最終的にはこちらの望む答えを読者に自分で導き出してもらいます。
例:
最初「ネットビジネスは詐欺だと思っている」
↓
「アフィリエイトは詐欺でも悪いものでもない」という考えに至らせたい
Q.現在では、さまざまなアフィリエイターや商材の評判、
レビューなどを簡単に投稿することができ、
明らかな名誉毀損や嘘、誹謗中傷でない限り
自由にサービスを批評することが出来ます。
あなたは、今存在しているネット教材の全てが詐欺で嘘だと思いますか?
読者(もしかして違うのか?)
Q.今現在もアフィリエイターの数は増えています。
そして現実に、新しく参入した人が成果をどんどん出しています。
その多くが、先輩アフィリエイターのブログから教材を購入し、
指導してもらった方々です。
あなたは、全てのアフィリエイターは全くの詐欺師ばかりだと思いますか?
読者(ってことは、中には本当に親切に教えてくれる人もいるのか?)
あなたはまだ、世間一般が張ったレッテルにばかり惑わされて
事実を直視できていないんですか?
・・・こんな具合ですね。
これをするには、最終地点から読者の初期状態への
逆算的な考えが必要になります。
今回のは上級テクニックなので少し難しいですが、
使えるようになればはるかにレベルアップできます。
ぜひ考えてみてくださいね。