どうも、ゆきけーです。
今回は、マズローの5段階欲求について
お話ししていきます。
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マズローの5段階欲求とは
マズロー5段階欲求というと、もしかしたら大学などで習っているかもしれません。
ちなみに私は大学で学びました。
マズローはアメリカの心理学者で、その人が提唱した、
人間の欲求は下から5段階あり、それぞれの段階の
欲求が満たされると、次の欲求に移る、というものです。
このモデルはパッと見て直感的に正しいと思いやすいですし、
大体のケースにおいては正しいでしょうが、中には
このモデルが当てはまらない場合もあるといことを
あらかじめ頭の片隅に置いておいてください。
では、その欲求の5段階を、下から順に説明していきますね。
1段階;生理的欲求
この欲求は、生理的、つまり人間の機能的に必要な欲求のことです。
これは基本的にはとても強いもので
多少は理性で抑えることが出来ても、
ひどくなってくると理性で抑えることはできなくなります。
例としては、食欲、睡眠欲、性欲、などです。
たとえば三日間何も飲まず食わずの人が食べ物を前に
欲求を抑えるのは難しいですよね。
また何日も徹夜していると、もはやコーヒーを
何杯飲んでも眠気を抑えることはできません。
このように、この基本的な欲求がとても満たされない状態の
顧客を見つけられれば、ほぼ確実に商品を売ることが出来ます。
現代社会では食べ物に関しては基本的に、栄養はともかく空腹自体は
満たされないことは無いので難しいですが、
睡眠欲については、ブラック企業の社内で出来るビジネスアイディアが
あれば上手く行くかもしれません。
2段階;安全欲求
これは、自分の身の安全の確保や物質的な豊かさについての欲求です。誰しも事故現場や、暴動や紛争の現場からは逃げたいものです。
また肉体的でなくても、精神的にも安心できる環境が欲しいという
場合にも安全欲求があります。
ブラック企業から逃げたいとかですね。
また、働かなくていいようになりたい、
リラックスした一日を過ごしたいというのも
この安全欲求に入ります。
3段階:親和欲求
次に、人間関係の欲求です。(基本的には)人間は孤独より、仲間や家族など
親しい人といっしょにいたいという欲求があります。
この場合は単純に仲間が欲しいという欲求です。
他人と協力することで問題を分け合ったり協力したりもできますし、
一人より多くのグループの中にいた方がでも安全あります。
4段階:承認欲求
この段階では、その仲間やグループの中で自分が認められたい、グループの中で優れた存在でありたい
という欲求が現れます。
人というのは皮肉なもので、
仲間が欲しいと思ったらその次には
その仲間より上でありたいと思うようになります。
また必ずしも上でなくても、唯一無二の存在として、
その集団の中での有象無象として埋もれるのでなく、
独自の価値を認めてもらいたいと思うようになります。
5段階:自己実現欲求
そしてこの段階が、一般的に習う内容では一番上の欲求として知られている、自己実現欲求です。
これは、他人からも認めてもらえた人が、
更なる高みを目指して、どれだけ自分の力を伸ばせるか、
そういった自分を更に鍛え上げるためのステージです。
スポーツで日本一になった選手が世界大会に挑むようなもので、
ドラゴンボールの自分より強いやつに会いに行くっていうのも
これです。
これは肉体的な欲求でもなければ、
精神的に他者に依存する欲求でもないので、
この段階に至っていない人から見ると
すこし不可解に見えることもあります。
6段階:自己超越欲求
これは、マズローが後になって付け加えた一般的には知られていない欲求の6段階目です。
自分磨きすらもやりきった人が、
ついにはついには全人類の幸せを願う段階です。
これは自分についての欲求がすべて満たされたことで
自分の欲求が無くなり、自分を無にして他者を助けたい
という欲求です。
まさに無我の境地です。
しかし、この段階まで到達している人はそう多くは無く、
全人類で2%と言われています。
100人に2人と考えると意外と多いですね。
まぁ、ビジネスでは欲求を抱えている顧客の多い
部分を狙って仕掛けるので、
この段階がターゲットとなることはないです。
まとめ
これらの段階をしっかり把握して、顧客がどの欲求を持っているのか適切に
マーケティングしていきましょう。