こんにちは、ゆきけーです。

今回は、コピーライティングだけでなく、ブランディングにも使える、
物語の持つ力「ストーリーテリング」についてお話しします。



 

日常にあるストーリーテリング

ストーリーは、ご想像の通り、小説やドラマなどのあの「ストーリー」です。
つまり物語ですね。

ネットビジネスに限らず、どんな商売でも、
ストーリー性を出していくと、出していかないのでは
出す方が圧倒的に、見る人の印象に強く残るんです。

それだけでなく、ストーリー立てにして伝えることで、
見る人に信用して貰いやすくなります。

 

ストーリー性を出す程度で本当に信用してもらえるの?
と思うでしょうが、あなたの身の回りにも、
ストーリーテリングを使った広告は多くありますよ。

 

まず目に付きやすいのは、テレビのCMです。

ちょっと前から、やたらと物語風の、続きもののCMを流し始めましたよね。
これは、CM業界がソフトバンクのお父さんのCMが大ヒットしたことから
それを真似して、ストーリー仕立てのCMを流し始めたんです。

 

あとは、何気に気づきにくい所で、マクドナルドとかモスなどの
ファーストフード店も、けっこう前から
ストーリーテリングを使い始めましたね。

どこがそうなのかというと、トレーに敷いてある紙とか、
店内の張り紙とかですね。

創業時のエピソードとか、新商品開発の話とか、
使ってる食材にもいろいろとエピソードが書いてありますよね。
あれもストーリーテリングです。

 

このように、ストーリー仕立ての広告を出してる会社は
他にもたくさんあります。

では、ストーリーテリングについて、そもそも何なのか
という所から説明していきます。

 

 

ストーリーテリングの概要

 

ストーリーテリングはセールステクニックのひとつで、
伝えたい事をエピソードを交えてストーリー仕立てにすることで
見る人に内容を理解してもらいやすく、
いい印象を持ってもらいやすくなります。

普通のCMのようにただ宣伝文句を打ち出すより、強く印象に残り、
更にブランディングも構築できるという、とても優れた手法です。

最近ではその有効性が知れ渡るようになり、
多くの企業が宣伝に使うようになっていますね。

 

 

ストーリーテリングの特徴

 

ストーリーテリングを使うことの利点は、
次のようなものがあります。

 

・ストーリー調にすることで、続きが気になり、
普通のキャッチコピーよりも長時間見続けててくれます。

コピーライティングを応用すれば、
最初に興味を引く構成を作ることができるので、
そこからお話に引き込めれば
反応もしてもらいやすいです。

 

・普通の広告だと、見る人にも広告に対する抵抗があるので、
そもそも見てもらえにくいのですが、
ストーリー仕立てにすることで、広告だと思われにくいので
物語としてすんなり見てくれやすいんです。

見る人は、広告でなくお話を読んでいる気持ちなので、
その中にあるセールスポイントも比較的拒絶されにくいです。

 

・物語というのは脳内にイメージを想起させるものです。
小説を読んでいると、脳内でイメージが出来てきて
それが動く、といったことがあると思います。

そういった脳内でできたイメージは、月日が経っても
話の流れとかはそれほど忘れませんよね。

その要領で宣伝のためのストーリーも、
頭の中でお話のイメージが出来てきて、
鮮明に見る人の頭に残ります。

普通の広告より内容も頭に入って来やすく、
記憶に残りやすいのは、だからなんですね。

 

・普通の宣伝だと、ここがこうすごい!とか、
こんな機能が!とか限定ですよ!
みたいなのを前面に打ち出してくるじゃないですか。
でもそれだと使える使えないくらいしか判断しないですよね。

物語って、内容にもよりますが
結構その時の感情を左右されること、ないですか?
お話って自然と感情移入するものなので、そうなりやすいんです。

ストーリーテリングを使うことで、
お話として展開してみる人の気持ちを感情移入させつつ、

お話の展開の中で自然にセールスポイントを入れる事で
ただ文章として宣伝するより、
より深い感情のところで受け止めてもらいやすくなります。

なので自然と、宣伝するものに対して
良い印象を持ってもらいやすくなるんです。

 

・更に、ストーリーテリングが上手にできると、
その宣伝するものへの高感度がとても高くなり
ついにはその宣伝対象のファンになることもあります。

例えば、素晴らしいプレゼンテーションなどは、
聞いた人をファンにしてしまう魅力があります。

プレゼンテーションの中にも
ストーリーテリングを取り入れる人はとても多くて、
演説する人自身の生い立ちやストーリーを入れると、
その人自身への信用が出来やすくなるんです。

このように、ストーリーテリングには
ブランディングの力も入っており、
極まったものになると読んだだけで

「その人のお近づきになりたい!」

と思ってしまうほどです。

 

ブランディングについては、
ブランディングの種類について」で詳しく話しています。

 

このように、ストーリーテリングは、普通に宣伝するよりも
遥かに有効なので、自己紹介や、重要な商品の宣伝などの時に
積極的に使っていきたいテクニックです。

ただ、何でもかんでもバンバン使うのは止したほうが良いですね。
ここぞ、という場所で使うほうがこう方が書く、飽きられにくいです。

 

ストーリーテリングをするのに必要なこと

ストーリーテリングを使ったコピーを作るのに重要なことは、
実はあまり技術的なものではありません。

もちろん、技術的なものも必要ですが、一番大事なことは、
あなた自身がその宣伝対象によってどう変わったか、
それを情感たっぷりに伝えることです。

 

以前はどこをどんな風に困っていて、どんな気持ちだったか、
どんなきっかけでそれと出会い、どう思ったか。

そしてそれをあなたが使ったとき、何を思ってどうすごいと思ったのか
最終的にあなたは今どんな状態でどんな気持ちなのか。

これをどんな人にすすめたいのか、などです。

 

それがリアリティがあって、読者に共感してもらえるほど、
読者はあなたの物語に引き込まれていきます。

 

 

何より、自分の実体験を踏まえ、
あなたが本当に他人に喜んで欲しい、
その為にまず自分がこれでどう変わったか、
それを物語にして紹介する

この点を意識すれば、お客に伝わる、気持ちのこもった
ストーリーテリングができるようになります!

 

まとめ

まとめですが、
ストーリーテリングは、普通の広告と違い、
見る人に内容をイメージしてもらいやすく、記憶に残りやすいです。

そして、そのストーリーの世界に興味を持ってもらうことで、
自然とよい印象を持って貰うことができます。

更に、そのストーリーに感動してもらえれば、
お客があなたのファンになることも十分あります。

 

長い記事になってしまいましたが、お疲れ様でした。

ストーリーテリングを効果的に使い、
その力を体感してほしいですね。

それでは最後まで見てくださり、ありがとうございました。