私もよくまとめサイトを見ますが、閲覧者が多い
人気な所はタイトルや本文の編集も秀逸なものが多いです。
アンテナサイトを経由する時なども、
ついつい見たくなりそうな過激なタイトルが多いですね。

 

まとめサイトは、とにかく面白いまとめ記事がたくさんある事が至上命題なので、
見させる、読ませる為の工夫が随所に施されています。

 

同じスレをまとめた記事でも、
まとめサイトごとにタイトルや内容が少しずつ違うことはご存知でしょうか。

 

読む人の心を推し量ってタイトルを考えたり、
レスを編集する必要があるので、コピーライティングスキルが必要です。

 

最近のまとめサイトは差別化のため
記事の最後や途中などに管理人やキャラクターの会話や
一言などを添えるサイトが多いです。

 

これは読者に「このサイトはこういう味のサイトだよ」と思ってもらい、
記事以外の所でファンを獲得しようとする意図があります。
これにはブランディングスキルが必要です。

 

また検索からの流入を増やす為にはSEOの知識も必要です。

 

なんとなく下らなくて面白いサイトなだけの印象とは裏腹に、
面白い記事やサイトを作るには、かなりの勉強が必要です。

 

 

 

今回は、そんなまとめサイトのタイトルから、
パッと見面白そうだと思ったタイトルを紹介し、
なぜこのタイトルが面白そうだと思ったのか、考えてみます。

 

 

 

 

 

 

 

【速報ワイ、このヱロ漫画がHすぎて抜く】

2015年以降のラノベアニメを面白さでランク付けしてみたwwwwwwwww

クラピカのダウジングチェーン、ぶっ壊れ性能でやばくない…?

 

・・・どうでしょうか?

 

私としてはどれも興味を引かれるタイトルです。

ひとつずつ見てみましょう。

 

 

 

 

タイトルの先にある内容への興味

 

速報ワイ、このヱロ漫画がHすぎて抜く

このタイトルは、「この」という部分で、あえて内容を明かさず、
記事への興味へ誘導しています。
基本的なことですが、タイトルの先にある内容への興味を引くことが重要ですね。

 

他のタイトルでも言えますが、まとめサイトでは、読む人もリラックスしており、
堅苦しい言い方より、友達のような距離感の口調の方が、
より相手との心理的距離を近くし、受け入れられやすくなる傾向があります。

 

また、語りかけるような口調にすることで、
相手のリアクションとしてのクリックを起こさせることも狙いです。

 

「のエロ漫画がHすぎて抜く」の部分で、
この記事を読むことで得られるであろう利益を具体的にイメージさせます。

 

(お、抜けるほどエロいやつなのか?)

 

という風な思考を、読む人に思わせるのが狙いです。
性的な話題は特に誰しも興味を惹かれるので、
このタイトルはシンプルながら強力なものと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

とりあえず他人と同じものを選ぶ

 

次に、

2015年以降のラノベアニメを面白さでランク付けしてみたwwwwwwwww

についてです。
これは、ランキングによる心理効果を狙っています。

 

日本人は比較的、他人の評判や口コミに影響を受けやすい性質があります。
人の集まっている所に集まれば、とりあえず安心という感情が働きます。

 

また他人がよく集まっているものなら評価も高いのだろうという観点から、
質の高い物を選ぶ場合の指針とする事もあります。

 

なのでこのタイトルも、
他人の付けた評価、ランキングが気になる、
(これから視聴する時の参考になるかも)

 

また、自分が見たアニメがランキングに載っているのかが気になる、
という感情を起こさせ、クリックさせようとしていますね。

 

 

 

 

 

話題を提起することで意見や会話を引き出す

 

次に

クラピカのダウジングチェーン、ぶっ壊れ性能でやばくない…?

についてです。

 

これは、タイトルで話題作りをすることで、
そのタイトルに対する反応を期待する戦略があります。

 

このタイトルを見た人が

「えっそんなやばかったかな・・・?」

と、思うように仕掛けています。

 

上記の「この」戦略と似ていますが、こちらはタイトルの先にある記事への興味ではなく、
タイトル文への意見や興味を狙っている点で違います。

 

こういった、流行などの話題を振って、それに対する反応や意見を言い合う事を
「コミュニケーション消費」と呼びます。
このタイトルは、コミュニケーション消費を喚起させて意見を引き出す戦略なんです。

 

 

たとえば、

 

冷凍チャーハン450g ←全然消費者の立場になって考えてないよな

 

こういったタイトルも、コミュニケーション消費を狙ったものです。

 

この場合、「なんで450gが消費者の立場に立ってないってことなの?」だったり
実際に450gの冷凍チャーハンを食べた経験のある人ならば、

 

「確かにそうだ!多すぎる!」
や、
「いや別に不満ないだろ( ´)Д(` )」

 

などの意見によって、ついつい自分の意見を引き出されてしまいます。

 

記事ではどのような会話になっているのかが気になり、見てしまうわけです。
このようにして、コミュニケーション消費をたくみに利用したタイトル戦略が成立します。

 

 

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。
何気ないタイトルでも、記事を読みたくなる工夫が見られていますね。

今回出たテクニックをまとめます。

 

・対象をぼかした言い方にすることで内容への興味を沸かせる

・心理的距離を近くするため、馴れ馴れしい口調

・他人や世間がどう思っているのかを示すことで、自分の立ち位置を確認させる

・話題提起をすることで、自分の意見や反応を引き出させる

 

これらのテクニックは、アフィリエイトの記事タイトルや、
セールスレターなどにも使えるので、知っておいて損はありません。

しかし、口調については、ブランディングや、
読者のそのときの心理状態なども関係してくるので、
安易にまとめサイト以外では使わないほうが懸命です。

 

今回はこれで終了とします。
見て頂きありがとうございました。