どうも、ゆきけーです。

今回は、コピーライティングにおける文字の取捨選択についてです。



読者がそのサイトや記事を見た時、一番目に付くのが、一番上にある文章ですよね。
実は、その時から読者はその記事が自分にとって有益かどうかを判断しています。

 

それは何かと言うと、上のほうに書いてある文章に含まれているキーワードです。

 

読者は、最初に上のほうの文章をぱっと見ることで、
その記事がどんなものなのかを予想します。
そしてその内容を元に、

読むか(自分にとって有益)
読まないか(有益じゃないか)

を判断しています。

 

そうなると、読者を引き付ける為に上のほうの文章には、
出来るだけ読者が反応するような言葉を入れる必要があります。

 

ここからが本題ですが、読者が何を思ってその記事を覗いているかによって、
入れるべきキーワードと入れるべきでないキーワードがあるんですね。

それは何でかというと、対象としてるターゲットと読者の心しだいでは、
普通なら興味をもたれるようなキーワードでも
逆効果で不快に思われてしまう事もあるからです。

 

例えばアフィリエイトをオタク向けにやろうとしますよね。

普通の人だったら、アフィリエイトと書いてあるサイトに来るのは
アフィリエイトをやりたい、興味のある人か、その逆で迷惑してる人なので
ターゲットである「アフィリエイトに興味のある人」は確保できるので大丈夫なのですが。

 

これがネットに詳しいオタクの方がターゲットだと、ちょっと話が違ってきます。

オタクの人って、ネットを使いこなしてるので広告とか詐欺に強いんですよね。
まとめサイトとかもあって、最初からアフィリエイトに不信感を持っています。

そんな状態の人に、まず最初にアフィリエイトというキーワードを見せてしまっては
すぐに戻られてしまいますよね。

 

なのでそういう人に対しては、
最初はアフィリエイトとかの、嫌われるようなキーワードを使わず、
メリットや興味を引くような言葉を使い、
まず誤解を解き、理解してもらうようにします。

 

このように、読者の心のありかたによっては、
普通は有用なキーワードも逆効果になってしまう事があります。

その問題で重要なのが、
最初の段階でどの情報を公開し、どの情報を後出しにするか
という事です。

 

記事の最初、つまり入り口の時にハッキリと
キーワードを書いてしまって読者を選別してしまうのか、
あるいは最初はぼかして入ることで、先に説得してからキーワードを書いて、
より広い範囲の方をターゲットにするかになってきます。

 

ただ考えると、先に説明をしてからの方が
より多くの読者に呼んでもらえる可能性があるのでお得かと思うかもですが、
この方法はそれぞれメリットとデメリットがあって、中々難しいんですよね。

 

先にキーワードを出してしまう場合
メリット:興味のある読者なら、高確率で続きも読んでくれる
デメリット:興味の無い、拒否される読者が比較的多い

 

先に説明をしてから決定的なキーワードを書く場合
メリット:肝心な所は説明した後なので、
多くの読者に続きを読んでもらえる可能性がある
デメリット:どうしても説明がちになってしまい、長くなってしまう。
説明が終わるまで読んでもらえるような文章力が必要。

 

こうして比較してみると、先に説得してからの方が単純に有利ですが
結構難しいことが分かります。

 

やっぱり長い文章を読ませる技術はあった方がいいのは確実なので、
最初は先にキーワードを出して後で説明する書き方をして慣れるようにします。

 

慣れてきたら、その説明とキーワードの順番を逆にしてみて
更にその上、記事の一番上の部分に
魅力やメリットのみを書いた文章を載せてみるようにします。

そうすると
メリット→説明→肝心なキーワード、といった具合に
記事の構造としてうまく機能しやすいです。

 

記事のはじめの文章は
読者が入るか戻るかを決める重要な部分なので、
しっかりと意図を持って書くといいですね。