こんにちは、ゆきけーです。
今回は、ブランディングの先にある究極の形についてお話します。
ブランディングの最終地点は、
あなたの目指す志にファンが同調する状態で、
それは自己表現的価値、と表現することは、
「ブランディングの種類について」
で説明していますけど、
これを今の二次オタ業界に照らし合わせて、
どんなものがあるのか見てみます。
アイドルゲームのファン
まず思いつくのは「アイドルゲームのファンや、信者(P?)」ですね。
アイドルゲームでのアイドルへの好きの形は色々ありますよね。
ただ1人を絶対的に好きとか、特定のカプが好きとか、
割と担当アイドルが多かったりとか、
みんな好きとか、です。
ブランディングとしての観点で見ると、
それぞれブランディングがされている対象は違うのですが、
共通点として
「そのアイドル(個人、カップリング、グループ、ゲームそのものなどの違いはあれど)
の活躍を願っている」
という点では同じです。
これも、自己表現的価値のブランディングの特徴の
「理念への同調、共感」が入ってます。
立派なブランディングのひとつなんです。
アイドルへのブランディングの段階
アイドルゲームへのブランディングの場合は、その段階ごとに分けると
機能的–このイラストの子かわいい、ネタ絵面白い、などです。
感情的–ほぅ、この娘こんなエピソードがあるんか・・・(かわいい)、とかですね。
自己表現的–もっと・・・もっとだ・・・○○(アイドルの名前)好き増えろ・・・!
(場合によっては)企画考えました!、などです。
一番下まで行くと、立派なファン(信者)の完成ですよねw
実はアイドルのファンって、ブランディングの最終形、
「自己表現的」ブランディングの出来上がった姿なんですよ。
その出来上がった状態というのは、
主に
・アイドルが楽しんでるのを見ると自分も楽しい、
・そのアイドルの為ならコンサートに行く、
・ガチャも回す、
・アイドルの布教活動もする、
・更にそのアイドルが好きな人同士で仲間ができる、
などです。
これは全部、そのアイドルの目的が、
ファンの目的にもなっているからこそ起きる事です。
「アイドルの望みは、もっとファンの皆に楽しんでもらいたい、
私自身もアイドルを楽しみたい」
こういう感じだと思います。
そしてそれを、ゲームの関係者でないファンも望んでいます。
つまりはもう、心の中ではアイドルの身内になっている感覚ですね。
これこそが、最終的に仲間が集まるようになる
「自己表現的」ブランディングの効果です。
アイドルとファンしかいない幸せな世界
この状態まで来ると、浮気はほとんどありません。(よね?)ブランディングの目的の一つに、マーケティングによる差別化とは違う、
独自の価値を作り出すというものがありますが、
まさしくその状態が完成していると言えます。
独自の価値というのは、それ独自の、作りこまれた世界観がある、ということです。
機能的、感情的ブランディングだけでは、まだ差別化の域を出ておらず、
もっといいものが出てきたら乗換えられてしまうので、
この状態では、差別化の繰り返しのイタチごっこになってしまうんです。
自己表現的ブラナンディングまで完成させることで、
競争原理とは離れた、自分たちだけの世界の中で
安定して活動していくことが出来るんですね。
アイドルとファンしかいない、満たされた世界です。
最終的にアイドルとしてのブランディングは、
アイドルと、その仲間兼お客であるファン(信者)しかいない世界の中で
ずっと活動し続ける形を作ることが目的になります。
三次元のアイドルは年を取り、アイドル自身の人生もあるので
ずっとそのブランディングとしての
ファンの要求に応えられる魅力を持ち続けることは出来ません。
それが原因でアイドル業界では問題が結構起きてますよね。
その点、
二次元ならずっと大丈夫なので、アイドルこそ二次元でったほうがいい!
というのが私の意見です!www
今回はアイドルゲームに限定していて、
私の好きなジャンルが分かってしまいそうな記事でしたが、
最後まで見ていただき、ありがとうございました!