どうも、ゆきけーです。

今回は、コンサルティングのスキルを上達させるために
あえてインプットを停止することについてお話しします。

 

 

知識が邪魔をする

コンサルティングで教える力が弱いな、どうしたら
うまく教えられるかな、という時が必ずあります。

 

人は小さいころから教えられることについては慣れっこですが、
誰かに教えた経験は教わった経験に対して圧倒的に少ないですし、
コンサルティングという事をする前は、教えた相手が理解できなくても
お金に絡む責任がありませんでしたから。

 

なのでコンサルティングをする時は、
「教える力」の不足を感じやすいです。

 

なので普通はコンサルティングの本を読んだりして勉強するわけですが、
なかなか思うようにはいきません。

 

相手は人間ですし、一人ひとり性格も違うので、
画一的なマニュアル通りに行かないのは当然です。

 

 

体で覚える

そもそも、「教える力」というのは、本を読んだだけでは
身につきません。

 

教える力というのは対応力であり、柔軟性が求められます。

 

柔軟性、対応力というのは知識ではなく、肉体での体感、体得です。

 

本当は本を読むことでなく、「教えるという経験を積むこと」
でその能力が伸ばせますが、そこで慌てて本を読んで得た
付け焼刃の知識を動員しても、一人ひとりに合わせて応用させることができず、
「どうして本で読んだとおりに行かないんだ?」と余計に混乱してしまいます。

 

なのでこのような状況になった時は、新しい知識のインプットは
かえって邪魔です。

 

むしろひたすら今ある知識で教えることで、教える経験を積むことが
じょうずに教えることに必要です。

 

寺山修司の「書を捨てよ町へ出よう」ではありませんが、
時にはあえて私たちが頼りがちな知識を取らず、
ひたすら体を使って経験を積むことも大事です。

 

 

アウトプット力

さらに、インプットをせずに教えるので、
新しい知識が無く、今ある知識で教えるしかなくなります。

 

そうすることで、今あるものでどう教えるかという土壇場の応用力が付き、
アウトプットの構成力が上がります。

 

以前はただ新しい知識を得て、それを横流しで教えるだけだったのが、
それを分かりやすく教えるだけでなく、別の事を説明する時にも
粘土のように柔軟に考えて教えることが出来ます。

 

 

 

最後に

コンサルティングでうまく教えられないときは、
コンサルの方法論を知らないのでなく、顧客への対応のしかたが
身についていないだけかもしれません。

 

そんな時は、この記事で説明したことをやってみてください。

 

今あるものでどう教えたら分かりやすいかという

 

「やりくり力」が身につきますよ。