ゆきけーです。
後編では、ピケティの「21世紀の資本」を参考にしながら、
社畜の未来と、生き残るために取るべき方策についてお話します。
まだ前編や中編を見ていない方は、そちらを先に見ておくことをお勧めします。
格差の拡大という未来を目の前に、あなたはどちらの道を歩みますか？
それでははじめます。
「21世紀の資本」という本をご存知でしょうか？
どこかで名前を聞いた事はあると思います。
この本は2014年に発売され、軽くブームとなった経済学の本です。
著者はトマ・ピケティといい、フランスの経済学者で、
22歳で博士号を取ったというエリートです。
そんな彼が出世街道を進まず、自分の疑問への答えを導きだそうと、
長年の研究の末に完成したこの本は、
世界の真実を赤裸々に暴き、世界に突きつけました。
その結果、各国でベストセラーとなり、
多くの人に格差問題と経済に関して意識させることとなった名著です。
21世紀の資本で述べられている本質は簡単です。
γ＞β
と示されています。
別にこれは計算式ではなく、関係性を示しただけの式です。
資産を使って得る収益は、労働によって得られる報酬より高いという式です。
シンプルですが、これはとても重要なことです。
この式が表していることはつまり
「資産を持っている人は更に金持ちになり、
労働でしかお金を稼げない人は更に貧乏になっていく」
という事を示しているに他ならないからです。
前編でもお話しましたが、賃金労働というのは、
自分の労働力を商品として会社に提供しています。
自分の労働力を時間制で会社に与えているのですね。
つまり、利益を生み出す手段が、自分の肉体を動かす事しか無いという事です
人間の体はとても不安定です。
いつ病気になるか分かりませんし、歳を取れば生産力も下がります。
年金もアテになりませんし、これではヨボヨボになっても
無理して働かなければ生きていけません。
一方で金持ちは、「資産」を持ち、自分があくせく働かなくても
資産がお金を稼いでくれるので、体も健康ですし時間も拘束されません。
資産というのは、単純にお金や不動産や株などもありますが、
他にも自分が所持しているもので価値を生み出す物なら資産になります。
会社経営者ならば、会社や社員、設備なども利益を生み出してくれるので資産です
一部人気があるクリエイター職などは、
商品を作れば高く売れ続けるので、作品も資産になります。
このように、金持ちというのは往々にして、自分の体ではなく、
代わりに利益を生み出し続けてくれるものを所有しているので、
自分自身の体は自由になることができます。
そして、単純労働力より、こういった資産の生み出す利益の方が多い場合がほとんどです。
人間の単純労働によって生み出す利益には限界があります。
作業スピードや一度に作れる量などです。
しかし、資産は人間ではなく、まして生き物ですらなく、
お金を稼ぐ仕組み自体がお金を稼いでくれます。
なので大きく金が流れる場所に稼ぐ仕組みを置けば、
自分の単純労働より多く利益を生みだします。
資産を運用することによる利益率は年間5％前後と言われています。
これは本書によると19世紀のヨーロッパでも同率だったとあります。
一方で労働による経済成長率は1％程度であり、
これも19世紀でもおおよそ同様だったようです。
つまり、金持ちと労働者の所得の格差は昔からずっと同じ比率で続いてきている訳です。
日本の高度成長期は偶然もたらされた物で、本来はこのような状態が平常だったのです。
本書でも今後さらに格差は拡大していくだろうと述べられています。
この状況で、私たちが取るべき行動とは、いったいどうなのでしょう。
多くの人は格差を無くそうと金持ちへの増税と回避対策を考えていますが、
本当にその人自身が経済的に豊かになりたいのなら、取るべき行動は違うと、私は思います。
金持ちに不利益な動きが出れば、彼らは当然この動きに反対するでしょう。
少し前にパナマ文書が漏洩し問題が起こった時も、
文章に名前が載っていた金持ちはこぞって責任逃れや正当化をしました。
政府も対応を十分にしていません。
国という大きな単位は、動くのにとても時間や手間がかかります。
様々な物を内包しているので色々と問題が起こるのですね。
この調子では、仮に世界中に累進課税を課す、
というピケティの理想が、もし実現するとしても
何十年以上先になると思われます。
私たちが欲しいのは、自分たちが生きている間のお金ですよね。
数十年、もしかしたら百年以上先になるかもしれない、
どれほどの効果があるかも分からない政策を、ずっと待っていられるわけがありません。
ならば、私たちは私たちでビジネスをやって、
さっさとお金を稼いでしまえばいいと、思いませんか？
金持ちや政治家をひたすらなじり、国や世界が重い腰を上げるのを待っているより
その間に自分たちで稼ぐスキルを身に付け、稼いでしまう方が
私たちが経済的に豊かになる、最短かつ最もお金の入る手段だと思うのです。
待っていても状況は良くはなりません。
現在、あなたが取れる選択肢は2つあります。
・富める者を糾弾し、少しばかりのおこぼれを貰うために、
いつ終わるか分かりもしない辛い生活で心と体を磨耗させるか。
・時代が変わっても通じる本質的な稼げるスキルを身につけ、
お金の不安から開放されるか。
どちらを選ぶかは、あなたの自由です。
好きなだけゲームができ、アニメも見放題、マンガやグッズも好きなだけ買える。
もう二度と心を押し殺して仕事に行く必要も無い、
そんな生活を実現するために、
アフィリエイトについて、一度、真剣に考えてみてはいかがでしょう。
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後編：ピケティの21世紀の資本に見る、これからの社畜～社畜以外の道～
