ゆきけーです。

 

なぜ現代社会では社畜が多いのでしょう。

 

普通、好きこのんで社畜になる人はいません。
しかし、現実には社畜になる人は後を絶ちません。

 

それは、多くの人が働く手段として、会社勤めを選んでいます。
そして会社がブラック企業だった場合、社畜になるか辞めるかしか選択肢はないからです。

 

社畜になる過程で脱落した人は、ほとんどの人が心と体を著しく消耗させ、
中にはうつ病、精神疾患になる人すらめずらしくはありません。

 

そして本格的に社畜になった人は
「やめたいけどやめられない」
「自分が仕事できないだけで、みんな良い人ばかり」
と言います。

 

なんで辞められないのか、なんで辛い仕打ちをされているのに良い人と言うのか、
これには、会社が社畜を育て上げる戦略に答えがあります。

 

 

 

ブラック企業からは、結局離れるのが得策

 

はじめに申し上げますが、ブラック企業では真面目に働くのはやめたほうがいいです。
ただただ低賃金過剰労働なばかりで、
やればやるほど体は壊れ、回復が追いつかなくなります。
しかも、ただ体がきついだけなのはマシな方です。

 

ひどい所では、社員を心理的に支配し、従順な奴隷を作り上げるところもあります。
そういった会社では、課題をこなそうと、
真面目にやればやるほど、心を支配され、壊されてゆきます。

 

そういった心理テクニックを用いて社畜を作る会社もあり、
マジメに働こうとする人ほどひどい目にあってしまいます。

 

対処法は、
「おかしいと思った自分を悪く思わないこと」
「できるだけ早く、良い転職先を探すこと」です。

 

社員でいる限り、給料を握られています。逆らうことはできません。
ならば、一刻も早く身の安全を確保する事が大事です。

 

この中編では、社畜がいかにして社員を洗脳していくか、その流れをお話します。

 

前編では、企業がいかに社員から利益を搾取しているかを
ビジネスモデルの面から資本論を参考に説明しました。
まだ前編を見ていない方は、先にそちらを読まれることをおすすめします。

前編

 

 

 

入社した直後に起こる、ブラック企業の洗礼

 

まず入社した社員は、社員研修で洗礼を受けます。
多くのブラック企業に共通しますが、最初に研修で精神論を叩き込まれます。
会社の考え方を教え込まれ、会社の理想を自分の理想と重ねさせます。

 

その研修のなかで会社独自の価値観を作り上げるための
レクリエーションなども行われます。

 

徹底的に奴隷根性を染み込ませるための研修なので、バカバカしくなるものが多いです。
無意味な事を強要する事もあります。

 

会社の理念や企業方針を暗唱できるまでやらせる、
この会社に入って将来成し遂げたい事を一人ひとり発表する、
チームで行って共同作業をさせ連帯責任を取らせるなど、
軍隊的ですらあります。

 

そのような事をさせることで、今までの価値観を壊し、
会社にとって都合の良い思想に染め上げていくのです。

 

「お前らはクズだ!私たちが一人前にしてやるから感謝しろ!」

 

などと言い、屈辱的で辛い課題をさせることで冷静に考える余裕をなくさせ、
同時に徹底的に罵倒することで自己否定させます。
根を上げそうになっているのを見たら、
優しい言葉で「もう少しでお前は立派な人間になれる。つらいだろうが、もう少しがんばれ。」

 

などの口優しく、思いやりに聞こえる言葉をかけ

 

「なんて自分はダメだったんだ・・・一人前に治してくれる上司に感謝!」

 

・・・となってしまうのです。

 

 

 

試用期間という第二の就活期間

そうして正社員として採用されたとしても、安泰ではありません。
ブラック企業には第二の選考ともいえる「試用期間」という罠があります。

 

この試用期間によって新卒は真の選別をされることになります。

 

ブラック企業はどこも大量に退職者が出るので、
一般的な就活においては入るのはそれほど大変ではありません。

 

それは、できるだけ大量に抱え込み、本当に従順な者のみ本採用し、
残りは試用期間内に大量に自己都合退職させているからです。

 

たとえば、とある介護職では、毎年大量に離職者が出るため、
就活ではほぼ全員合格することができます。
しかしその後、新入社員は「試用期間」として、
一人前に仕事が出来るようになるまで永遠に本採用にはなりません。

 

そうしている間に脱落者が続々と出て行き、
次の就活シーズンには去年は言った新入社員の半分以上が居なくなっている、
という状況がザラにあります。

 

そうして会社によって排除された、試用期間中の社員は辞めていきますが、
中には辞めずに留まり続けている社員もいます。

 

しかし会社にとっては、
一定のレベルにならない=ブラック企業の求める戦力にならない
なのでさっさと辞めてほしいのです。
ですが会社側が社員をクビにするのは、現在の法律上、とても難しいです。

 

そこで会社は、巧妙なパワハラを仕掛け、社員の心を折ることで、
自主都合退職に追い込んでいきます。

 

その為のノウハウが会社にはあるのです。

 

 

 

 

法律の網をかいくぐって辞めさせる技術

パワハラというと、高圧的に退職を強要したりするのが一般的なイメージですが、
そうした従来のパワハラは法律が追いつき、規制しています。
そこでブラック企業のパワハラは更に巧妙になっています。

 

彼らのやり口は一見、パワハラとは見えないのが厄介なところです。

 

まず、辞めさせたい、成績の悪い社員に、「面談」という名の尋問をします。
「みんながんばってるんだよ!君が全員の足手まといのなってるんだよ!」などと言い、
社員が全て悪い、がんばりが足りない、といった方向へ誘導し、徹底的に自己否定させます。

 

次にスキルアップ研修や個別指導などといった、
もっともらしい名前の、無意味な苦行を課します。
例としては、大して役にも立たないレポートや目標設定や反省点を毎日書かせるなどです。

 

そうやって「面談」→「指導」を繰り返すうちに、
社員のモチベーションと自己評価をどん底まで落とします。

 

「上司や仲間がこんなに熱心に指導してくれているのに、
自分が無能なせいで上司や同僚のみんなに迷惑かけてしまってる・・・・っ!」

となるまで延々と続きます。

 

そうして社員の心が完全に折れたときに面談で
「君にはもっと他の、向いてる職業があるんじゃないかい?(ニッコリ)」と言って辞めるよう、
「やんわり説得」することで、うつ病になりかけているような社員は
言われるがまま退職してしまいます。
この場合、会社からは何も退職を強要されていないので、自己都合退職になってしまいます。

 

こういった一連の流れが、ブラック企業内でシステム化されており、それで毎年、大量採用、大量離職になっているのです。

 

 

こんなブラック企業時代で金持ちになるには

こんな会社ばかりが蔓延っていては、
会社員は金持ちになれないどころか命すら取られてしまいます。
昔より会社の与える恩恵が少なくなったという意味では、
労働環境は確実に悪くなっています。

 

しかし、どんな時代にも金持ちになる人はいるものです。
もちろん現代も例外ではありません。
こうしている間にも、小金持ちがひょっこり誕生していることでしょう。

 

いったいなぜ、こんな時代でも金持ちになれる人はなれるのでしょうか。
それは、そもそも働き方が違うからです。
金持ちは、「資産」を作り、それを利用することで、
あまり労働しなくてもお金を稼ぐことが出来るのです。

 

その為、取り組む仕事も賃金労働ではなくて自営業が多く、
過去からの積み上げが後々効いてくるようなビジネスをしています。
それでは、金持ちがどうやってお金を稼いでいるのかを見てみます。

 

 

 

資産の生み出す絶大な威力を、後編でご説明しましょう。

 

 

 

ちなみに「資産」という考え方はアフィリエイトで自由になりたいのならば、
非常に重要になってきます。

 

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