どうも、ゆきけーです。
今回は、アンカリング効果についてお話ししていきます。
ネットビジネス以外でもよく見る手法な上、
お手軽で効果も抜群なのでぜひやってみてください。
アンカリング効果とは、アンカー(錨)のとおり
一度それを下ろしたら、錨の範囲でしか動けなくなることから
付けられた名前です。
その効果とは、人がある情報を見たとき、無意識にその情報が
それ以降考えるときに無意識に基準となることで、
その後に提示された情報の感じ方が、
最初の数字の影響を受ける事をいいます。
これがよくつかわれるのがAmazonなどでよく見かける
参考価格:¥
価格:¥ 11.280 通常配送料無料
OFF:¥ 4.700 (30%)
といったものが、有名ですね。
この例では、一番上の「15980」がアンカリングになっています。
一番最初にこの値段を見せることで、以降の数字が全て
この値段を基準に考えるという「無意識の錨」が下され、
その範囲で考えることで、すごく安くなったように感じます。
実際は30%OFFとはいえ一万円以上しますし、
安いからと言って無暗に買える値段のものではありませんよね。
しかもその値段が、果たしてその商品の適正価格なのかという点も
このアンカリング効果によって気づきにくくなります。
なのでものによっては、最初はすごく高く設定されている
希望小売価格を提示して、その後に
何十パーセントオフ!といって実際の市場価格を提示して
「アラ安い!」と思わせるような使い方もされています。
あとよく見るのはフロントエンドのセールスレターなどで
見かけやすい、このような使い方です。
「私はこの商材を作るために、全ての経験と知識を総動員しましたし、
今まで買った書籍や教材、塾の総額はゆうに100万円は超えています。
本来なら数十万円するような高額塾に入らないと得られないような
内部リークの情報もこの商材に含まれています。
しかし私はそれらの費用をすべてこの商材の値段に
反映させるつもりはありません。
私の願いは、この商材によって一人でも多くの人に
私と同じような幸せを掴んでほしいからです。
なので普通の方もお求めやすいよう、
特別に10万円で販売させていただきます。
ちなみに商材は、二度と再販するつもりはありません。
重大な内部情報も含まれていますので、
本当を言うとあまり長い期間公開したくないのです・・・。
どうか、あなたがこのチャンスを掴み、
私と同じ幸せを掴んでくれることを願っています。」
・・・っていう感じですね。
この場合は最初の100万円がアンカリングになっていて、
あたかも10万円という販売価格が投げ売り同然のように
思えてきてしまうのがこの効果です。
しかし注意点として、このアンカリング効果は
セールス時においては、
主に値段を考えるときに使えるテクニックである事です。
バックエンドを販売するときは、安売り感よりも
ステータス感、特別感、高級感を出す必要があるので、
この安売り感を出すテクニックは逆効果になります。
なのでアンカリング効果を使う際は、
フロントエンドにのみ限定しましょう。
(今回はあくまで例ですが、
10万円クラスがフロントエンドの企画も
実際にこの業界には存在するので、
値段を見るときは気を付けて見てくださいね・・・笑)